【豆知識】『チオ』
生徒から、
『チオ硫酸ナトリウムの“チオ”ってなんですか??』
というナイスな質問があったのでこちらにもアップしておきます👍『チオ』は【OをSに置き換える】という意味です。
ちなみに、受験で大事なのは
『チオ硫酸ナトリウム』(還元剤)
『メチオニン』(Sを含むアミノ酸) pic.twitter.com/CsvLlbutj5— 京医の化学専門塾【理科専門塾i】 (@rikasen_i) May 11, 2025
X(旧ツイッター)で有用そうな知識を見つけたら、
ChatGPTにコピペして、妥当性を検証するといいでっせ
↓
(ChatGPTの解答)
『チオ』=「OをSに置き換える」という意味 →
正解!
「チオ(thio-)」は、ギリシャ語の「thion(硫黄)」に由来しており、化学命名法においては、酸素(O)を硫黄(S)に置き換えた化合物を意味します。
-
例:
-
硫酸ナトリウム Na₂SO₄
-
→ 酸素1つを硫黄に置き換えると → チオ硫酸ナトリウム Na₂S₂O₃
-
✅ チオ硫酸ナトリウム(Na₂S₂O₃)は還元剤 →
正解!
-
主に写真の定着剤やヨウ素デンプン反応の還元剤として登場。
-
ヨウ素(I₂)を還元して、無色のI⁻に変える反応が受験頻出。
✅ メチオニン(Met)はSを含むアミノ酸 →
正解!
-
メチオニンは、**側鎖に-S-(チオエーテル結合)**をもつアミノ酸。
-
必須アミノ酸で、タンパク質合成開始にも関与。
-
名前にも「チオ(thio)」由来の「メチオ」が入っている。
💡補足として入れても良い豆知識
-
「チオール」=アルコールのOHがSHに置き換わったもの(例:メルカプタン)
→ これも「チオ」系
-
「チオ」のつく化合物は独特な臭いをもつものもあり、感覚的に覚えている人も多い
✍️まとめ例(文章化案)
「チオ」とは、化学命名において「O(酸素)をS(硫黄)に置き換えたもの」という意味です。
受験でよく出るのは、還元剤として働く『チオ硫酸ナトリウム』や、Sを含む必須アミノ酸『メチオニン』です。
名前に“チオ”とついていたら、硫黄が潜んでいるかも…と疑ってみましょう!
入試って、ちょっとひねると「チオ」
「チオ」が結構出るんだよな・・・