「電荷の動き」がわかれば電子回路を設計できる

電子回路に「電流」が流れているとき,我々はその回路が「動いている」とか「ON状態」であると認識します.「電子回路の各点における電流の流れ方をすべて把握する」ことができれば,その回路の動作を完全に理解したと言えます.また,電子回路の設計とは「回路中のすべての点における電流の流れ方を決める作業」です.技術者にとって,電流を自由自在に操ることは最も基本的かつ最大の課題です.

結局のところ,電流とは「電荷の動き」です.そして,電荷の動き方は「電荷に対してはたらく力」によって決まります.本セミナで扱う「電磁気学」は,電荷が受ける力を表す「電場」「磁場」(磁束密度)のあらゆる性質をまとめた体系です.電磁気学は,様々な「電荷の動き方」つまり「電子回路における電流の流れ方」を明快に教えてくれます.電磁気学的な視点で「電流が見える」ようになれば,非常に見通しよく回路設計を習得することができます.

電磁気学の応用範囲

電磁気学は,物理・工学の様々な分野の土台です.電子回路設計の基礎となる「交流回路理論」「線形回路理論」,高周波信号を扱う「電磁波工学」,半導体デバイスを理解するために必要な「量子力学」「固体物性」,さらには「相対性理論」に至るまで,電磁気学によって支えられている分野は多岐に渡ります.

本セミナでは,回路設計の基本である「抵抗」”R”「キャパシタ」”C”「インダクタ」”L”の電流-電圧特性(I-V特性)を理解することを最終目標の1つに設定しています.これらは実用的な概念である「インピーダンス」の基礎であり,いわゆる「集中定数回路」の枠組みで中心的な役割を果たします.

(https://linear-tec.jp/products/phys/elemag/)

 

そう。

 

電磁気学のゴールは、回路設計。

 

回路設計にはキャパシタ(コンデンサ)とインダクタ(コイル)の理解が必要で、

それが「電場」「磁場」の話だったりする。

 

電子回路に「電流」が流れているとき,我々はその回路が「動いている」とか「ON状態」であると認識します.「電子回路の各点における電流の流れ方をすべて把握する」ことができれば,その回路の動作を完全に理解したと言えます.また,電子回路の設計とは「回路中のすべての点における電流の流れ方を決める作業」です.技術者にとって,電流を自由自在に操ることは最も基本的かつ最大の課題です.

 

ここの文がかっこいい。

(だから、引用しました。w)

 

東工大出身で、村田製作所で働かれている方。

 

非常に優秀な技術者の方のサイトから、

引用しています。