(https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?d=771&f=abm00005964.pdf&n=2025_op_39_butsuri.pdf)

 

だから、教科書にあるでしょう?

 

単振子の問題に見えて、

これはただの力の作図の問題。

 

 

力を作図して、分解する。

 

 

糸の方向と、変位の方向に力を分解して、

運動方程式を立てると、

 

糸の方向: $ma=m×0=T-mgcosθ$(加速度ゼロだから、つり合いの式)

変位の方向: $ma=-mgsinθ$

 

ここで、変位の方向について、問題文より$sinθ=θ$だから。

$ma=-mgθ$

 

この問題では、小球にはたらく変位方向の力$F$を聞いているから、

$ma=F=-mgθ$

 

 

ね?

 

 

力の作図と分解、だけでしょう?

 

 

または、暗記の問題ですね。w

(単振子の小球にはたらく力、は暗記していてもおかしくない)

 

 

うん。

 

 

一応、Geminiの解答も載せておきましょうか。

 

 

 

 

解説

1. 小球にはたらく力

小球には以下の2つの力がはたらいています。

  1. 重力 ($mg$):鉛直下向き

  2. 糸の張力 ($T$):糸に沿って点Pの向き

小球は円弧(接線方向)に沿って運動するため、重力を「糸に平行な成分」と「運動方向(接線方向)の成分」に分解して考えます。

2. 力の分解

図の角度 $\theta$ を使うと、重力の成分は以下のように表せます。

  • 糸に平行な成分: $mg \cos\theta$ (張力とつり合う方向 ※厳密には向心力も関与)

  • 運動方向(接線方向)の成分$mg \sin\theta$

3. 復元力の向きと大きさ

この運動方向の力 ($mg \sin\theta$) は、小球を常に原点O(つり合いの位置)に戻そうとする働きをします。

  • 変位 $s$(および角度 $\theta$)を正の向き(右側)にとると、力は負の向き(左側)にはたらきます。

  • したがって、力 $F$ にはマイナスがつきます。

     

    $$F = -mg \sin\theta$$

4. 近似式の利用

問題文に「$\sin\theta \fallingdotseq \theta$ の近似が成り立つ」とあります。

これを利用して式を変形します。

$$F = -mg \sin\theta \fallingdotseq -mg\theta$$

結論

よって、求める力 $F$ は $-mg\theta$ となります。

これに当てはまる選択肢は ② です。

正解: ②