(https://www.dnc.ac.jp/albums/abm.php?d=771&f=abm00005964.pdf&n=2025_op_39_butsuri.pdf)

 

どうも、白滝です。

 

 

本当に、教科書そのままで。

 

 

公式の暗記と、公式の各パラメータの理解。

 

 

ただそれだけ。

 

 

それだけが、問われています。

 

 

 

 

(以下、Gemini3の解答)

 

解説

1. 空欄 [ウ]:ド・ブロイ波長

電子などの粒子が波動として振る舞うときの波長(物質波の波長)をド・ブロイ波長といいます。

質量 $m$、速さ $v$ の電子の運動量は $p = mv$ です。

プランク定数を $h$ とすると、ド・ブロイ波長 $\lambda$ は以下の式で表されます。

$$\lambda = \frac{h}{p} = \frac{h}{mv}$$

したがって、[ウ] に入る式は (b) です。

2. 空欄 [エ]:結晶格子の間隔 $d$

図4のような結晶面による反射(回折)において、隣り合う結晶面で反射した波の行路差(道のりの差)は $2d \sin\theta$ となります。

波が強め合う条件(ブラッグの条件)は、「行路差が波長の整数倍になること」です。

整数を $n$ ($n=1, 2, \dots$) とすると、以下の式が成り立ちます。

$$2d \sin\theta = n\lambda$$

問題文に「ブラッグの条件を満たす最小の $\theta$ の値を $\theta_0$ とする」とあります。

$\theta$ が最小ということは、右辺の整数 $n$ も最小の $1$ であるときに対応します($n=1$)。

よって、式は以下のようになります。

$$2d \sin\theta_0 = 1 \cdot \lambda$$

この式を $d$ について解き、先ほどの $\lambda = \frac{h}{mv}$ を代入します。

$$d = \frac{\lambda}{2 \sin\theta_0} = \frac{\frac{h}{mv}}{2 \sin\theta_0} = \frac{h}{2mv \sin\theta_0}$$

したがって、[エ] に入る式は (c) です。


結論

  • [ウ]: (b)

  • [エ]: (c)

この組み合わせを選択肢から探すと、 が正解となります。

正解: ⑤

 

 

(・・・続く)