どうも、白滝です。
電磁気学って、
・電磁気の基本性質
・電気回路
に大きく分けられると思うんですが、この基本性質が難しいですよね。
電場がー、とか
導体がー、とか
いろいろな用語が出てくる。
新しい用語がたくさん出てきて、混乱してません?
用語のイメージって、できてる?
問題文にある用語で、つまづいてない?(用語があやふやで解けないんじゃない?)
私が思うにね、
電磁気学が難しいのは、用語をちゃんと整理できていないから。
どうでしょう?
たぶんね、ちゃんと説明されなかったと思います。
先生も、教科書もちゃんと説明してくれない。
なぜかって?
それはね、、こちらの記事で
電磁気学の用語。
電気と磁気という目に見えないものを理解するために、作られた言葉。
用語がわかってないと、電磁気学はイメージできないです。
問題文を読んでも、何を求めればいいか?イメージできないから解けない。
ねえ、知ってますか?
電気と磁気の用語って、まーったく同じなんですよ?
電場[N/C,V/m]
磁場[N/Wb,A/m]
電束密度[C/m^2]
磁束密度[Wb/m^2,T]
電束、電荷量[C]
磁束、磁気量[Wb]
誘電率[F/m]
透磁率[H/m]
電気容量[F]
インダクタンス[H]
ね?
知っておきましょう。
電気の計算ができれば、磁気の計算もできる(上にある用語くらいはね)
比べてみれば、当たり前の話なんですが。
誰も、教えない。
基本性質だけみれば、電気も磁気も同じ話なんです。
そしてね、重力とも同じなんですよ。
同じ「場」の考え方ですから。
昔の偉い人は、目に見えない重力、電気と磁気を同じように定義しました。
重力場→g
電場→E
磁場→H
同じ考え方で、統一したんです。
「場」という考え方。
重力場gに質量mをかければ、その物体にはたらく重力になる。
電場Eに電荷量qをかければ、その物体にはたらく電気力になる。
磁場Hに磁化量mをかければ、その物体にはたらく磁気力になる。
(磁気力の話は高校ではほとんどしませんね、簡単に言えば磁石がくっ付く力です)
ね?
同じでしょう。
目に見えない力が生まれる空間を、場と設定した。
物体ごとにはたらく力が違うのは、
質量
電荷量
磁化量
が違うから、と設定した。
ね?
みーんな同じなんです。
話はそこからスタートしている。
電気と磁気は場なんです、場。
重力と同じ考え方。
重力と万有引力って、地上付近かもっと規模がでかいかで使い分けてますけど、
これも電磁場と同じですし。
これが、地上付近の重力場。(と同じ形の電場の図)
E=g(一定)
地球と自分(質点)の大きさに差があり過ぎて、重力場が変わらんのよね。
横の移動で、場が変わらない。
そして、大体地上付近にいる。
だから、重力場はgで一定。
大きさの差と移動距離の小ささで、どこにいても誤差範囲なのよ。
これが、地上から離れた時の重力場。(と同じ形の電場の図)(矢印が電場ね)
万有引力の法則ですね。
この時は、万有引力で解け!と言われる。
まあ、簡単に言えば、
E=g(一定)
にできないから、
E=g=k M地球/r2
を使おう、って話だわな。
r=R(地上付近)の時の重力場をg(一定)としていたけど、
地上付近じゃないからちゃんと計算して、って。
g=k M地球/r2
これが、ちゃんと計算するための式。
知ってました?
本当はね、gは一定じゃないんだよ。
地上付近の時だけ、一定なんだ。
地上付近じゃないから、重力場gを地球との距離rで計算しなきゃならないのだ。
重力場の計算式
g=k M地球/r2
これに、物体の質量mをかけると、
mg=k mM地球/r2
という万有引力になりますね?
そう、万有引力は重力場の一般形。
gが一定じゃなくて、計算して求めないといけない時の重力なんです。
同じく、電場も2通りで。
E(一定)か、E=k Q/r2
という2択。
ね?
重力と同じでしょう?
高校で磁気力を使わないから説明しないけど、磁場も同じなんだよな。
場の求め方。
場と力の関係。
これは、ぜーんぶ同じ。
じゃあ、こいつらは?
電場[N/C,V/m]
磁場[N/Wb,A/m]
電束密度[C/m^2]
磁束密度[Wb/m^2,T]
電束、電荷量[C]
磁束、磁気量[Wb]
誘電率[F/m]
透磁率[H/m]
電気容量[F]
インダクタンス[H]
・・・・・・。
センスのあるあなたなら、もうお分かりかと思います。
↓
(体系的に解説しました)