(https://www.u-tokyo.ac.jp/content/400239120.pdf)

 

どうも、白滝です。

 

前回に引き続き、東大の電磁気の問題。

 

ソレノイドのお話ですね。

 

前回

知識があれば、なんでも解ける。ちゃんと整理できてますか。 #東大2025 #第2問の問Ⅰ #電磁気 #ソレノイドコイル

 

具体的な計算というよりは、

 

(1)で公式を覚えているかを聞いて、

(2),(3)で「仕事」の理解を聞いてますね。

 

 

①ちゃんと「電磁誘導の公式」を覚えてますか?

②「仕事」を理解してますか?

 

ってね。

 

 

ただそれだけ。

 

 

習ったのならば、知っていて当たり前のことを、

ここで聞かれている。

 

 

ねえ。

 

あなたはちゃんと理解してますか。

 

 

電磁誘導とは。

 

仕事とは。

 

(1)これは公式を聞く問題ですな。

 

ねえ、ちゃんと公式覚えてる?

 

そういう問題ですね。

 

 

(以下、Gemini3の回答)

 

  • ファラデーの電磁誘導の法則

    コイルを貫く磁束が $\Delta t$ の間に $\Delta \phi$ だけ変化したとき、コイルに生じる誘導起電力の大きさ $|V|$ は以下の通りです。

    $$|V| = \left| \frac{\Delta \phi}{\Delta t} \right|$$

    (問題文では変数が「変化量 $\Delta \phi$」として与えられているため、大きさとしてそのまま $\frac{\Delta \phi}{\Delta t}$ と記述して差し支えありませんが、厳密には絶対値または正の値として扱います)

  • オームの法則

    抵抗 $R$ の回路に電圧 $|V|$ がかかっているので、流れる電流 $I_B$ は:

    $$I_B = \frac{|V|}{R} = \frac{1}{R} \frac{\Delta \phi}{\Delta t}$$

 

 

そう。

 

覚えている公式を使うだけ。

 

これは、解けたでしょう?

 

(2)は「仕事とはなにか」を聞く問題。

 

まず問題文を読んで欲しいのですが、

円形コイルB全体が磁場から受ける力をFとして、これを等速運動させている

ということは、

等速運動するように、外から力を加えているということですよね?

 

 

その外力$F_外$は、磁場から受ける力と逆向きで、

$F+F_外=0$ つまり、$F_外=-F$

 

 

んでね、あとはエネルギー保存則より、

回路で消費されるエネルギーと、外力がする仕事が一致する

ことに気づけば、

 

1sあたりに回路で消費されるエネルギー: $P_{heat} = R {I_B}^2$

(回路の抵抗で発生するジュール熱)

 

外力が1sあたりにする仕事:$P_{work} = F_{外} \cdot v_0 = -F v_0$

 

これらが等しいから、

$-F v_0 = R {I_B}^2$

 

 

んで、(1)より、$I_B$の値は計算済みだから、式を整理すると、

$$-F v_0 = R \left( \frac{1}{R} \frac{\Delta \phi}{\Delta t} \right)^2$$
$$-F v_0 = R \cdot \frac{1}{R^2} \left( \frac{\Delta \phi}{\Delta t} \right)^2$$
$$-F v_0 = \frac{1}{R} \left( \frac{\Delta \phi}{\Delta t} \right)^2$$
 
 
これを $F$ について解くと、
$$F = – \frac{1}{R v_0} \left( \frac{\Delta \phi}{\Delta t} \right)^2$$

 

 

この式から、以下の2点が読み取れますね。

 

ーーーーー

①力は常に負(左向き)

$F$ の大きさが最大になるのは、ソレノイドの入り口である $x=0$ 付近(磁束の時間変化率 $\frac{\Delta \phi}{\Delta t}$ が最大になるとき)

ーーーーー

 

また、前問の図2-3から、ソレノイドの端の磁束の密度は、だんだんと直線的になるとわかるから、

磁束の時間変化率 $\frac{\Delta \phi}{\Delta t}$はソレノイドの入り口である $x=0$ 付近を境に、だんだんと0に近づいていく。(急に0になったりしない)

 

すると、(く)が答えだとわかります。

(常に負で、$x=0$で負の最大値をとり、$x>0$で緩やかに0に近づいていく)

 

 

まあ・・・

計算なんかしなくても、解けるんですけどねっw

 

(Gemini3の回答)

 

グラフを選ぶために、力の「向き」と「大きさの変化」を考えます。

  1. 力の向き(レンツの法則)

    • コイルBは $x < 0$(磁場の弱い場所)から $x > 0$(磁場の強い場所)へと移動しています。

    • コイル内の右向きの磁束が増加するため、レンツの法則により「磁束の増加を妨げる向き(左向きの磁場を作る向き)」に誘導電流が流れます。

    • この誘導電流は、ソレノイドが作る磁場から反発力を受けます。

    • コイルは右($+x$方向)に進んでいるので、反発力は左向き($-x$方向)、つまり $F$ は負の値になります。

    • この時点で、グラフが正の値(上側)にある (あ)~(き)、(け)~(さ) は不適です。候補は (く) か (し) に絞られます。

  2. 力の大きさの変化

    • 磁場から受ける力 $F$ は、大まかに $F \propto I_B \times \frac{dB}{dx}$ (磁場の勾配)という関係があります。

    • $x = -x_0$ 付近: ソレノイドから遠いため磁場はほぼ0で、変化もありません。$F \approx 0$

    • $x = 0$ 付近: ソレノイドの入口であり、磁束密度が急激に変化する場所です。ここで誘導起電力(および電流)が最大となり、受ける力も最大(ピーク)になります。

    • $x = x_0$ 付近: ソレノイドの内部に入り込むと、磁場は一様($B_0$)に近づきます。磁束の変化がなくなるため、電流は流れなくなり、力も0になります。

  3. 結論

    • $x=0$ で負のピークを持ち、両端で0になるグラフを選びます。

    • (く) と (し) はどちらも負のピークですが、ソレノイド中心軸上の磁場分布は滑らか(なめらか)に変化するため、力も滑らかな曲線を描く (く) が物理的に適切です((し)のような鋭い変化はしません)。

    • よって、正解は (く) です。

 

 

うん。

 

計算しなくても、

磁場が円形コイルに与える影響

を右ねじの法則とか使いながら考えれば、解けるように作られている。

 

ええ。

 

どちらで解いても、大丈夫でっせ。

 

でも、(3)は計算した人が得する問題かな・・・

 

Rを2倍にすると、Fの大きさの最大値は何倍になる?

という問題。

 

これ、(2)で出した式があれば楽勝ですね。w

 

$$F = – \frac{1}{R v_0} \left( \frac{\Delta \phi}{\Delta t} \right)^2$$

 

この式より、力 $F$ の大きさは抵抗値 $R$ に反比例するとわかりますね。

 

したがって、抵抗値が $R$ から $2R$(2倍)になると、分母が2倍になるため、力 $F$ の大きさはどの位置 $x$ においても $\frac{1}{2}$ 倍 になります。

当然、その最大値(ピーク時の大きさ)も $\frac{1}{2}$ 倍 になります。

 

ええ。

 

そんだけです。w

 

 

式を導出していない場合、

式を導出するのと同じ流れで説明すれば、(3)は解けるはずですぜ。w

 

 

なので、立式した人へのサービス問題かな。

 

 

というわけで、また次回。

 

では!