アニサキス抹殺するハーブ見つけたこと以上に500匹以上も採取して実験するっていう超泥臭いことを仕事でもないのに完遂したことに敬意を表したい
「アニサキス」死滅させるハーブ探して 高校生が500匹集め実験「将来新薬作りたい」https://t.co/eWUJymQWuT
— #ヤード・ポンド法は滅ぼされねばならない (@ejirin925) September 26, 2025
高校生の研究一例。
そう。
やってみたら、できた!
は高校生でもできるんだぜ。
酷い話だが、
やってみたら、なんか成功した!見つけた!
は誰でもできる。
逆に、相応の知見がないとできないのは、
実験して検証する前の、
「アニサキスを死滅させるようなハーブが存在するかもしれない」
という予想なのだよ。
実験もしていなくて、
誰も確かめてないことだけれども、
この知識を組み合わせると、
理屈の上では、こうなるんじゃね?
というのが、大学で学ぶ力。
これを一般に、仮説を立てるという。
仮説を立てて、実験して、検証する。
この最初の仮説を立てる作業に、
たくさんの知識が必要なんだな。
この高校生も大人の支援のもとに研究しているはずだが、
ご存知の通り、
研究には金がかかるのだ。
装置を借りなきゃいけないし、
薬品だってそこそこ値段がするし、
自分でできない実験なら、外注しないといけない。
じゃあ、そんな金を払ってでも、やる価値のある実験なのか?
それを実験せずに、
論理的に、人に説明できないといけない。
じゃないと、実験のカネが用意されない。
金がなければ、実験できない。
検証できない。
もし、アナタが企業に所属している研究者なら、
アナタの労働時間も「時給(カネ)」が発生しているのだから、
自由には使えない。
だからまず、
理論的に、なぜその仮説が正しいのか。
検証する価値のあるものなのか。
これを示さないといけないわけだ。
そのための、大学。
研究室で、研究のイロハを学ぶ。
そういうことなんだぜ。
#SSH生徒研究発表会
#高3