物理と数学。

 

実験的に証明ができなくても、

数学的に証明できるものがある。

 

または、

実験的に証明されたものを、

数学的に裏付けを取るとか。

 

実験的に証明されたものから、

数学的に新しい法則を生み出せたりとか。

 

数学的に証明できたものを、

実験で確認したりとか。

 

数学と物理は相互的。

 

互いに、

協力して前に進んでいるんだよな。

 

 

北海道大学理学部数学科
宮尾先生のインタビュー

(https://www2.sci.hokudai.ac.jp/sai/6186)

2017年に発表した論文では、電子と格子振動及び量子電磁場の相互作用を考慮しても、長岡の定理は依然として成り立つことを証明しました。2018年の論文では、これらの相互作用の下で、リーブの定理も正しいことを証明しました。これらの定理を証明するのに、実験は行いません。数学的に厳密か否かという点のみに着目して、証明を試みます。そこに記載される式には宮尾准教授の情熱が込められ、まるで音楽の旋律を感じさせる、流れるような美しい記述となりました。そして、それら二つの論文を統一する、一般の相互作用の影響下における磁石の安定性に関する論文*を書き上げ、2019年6月21日に国際的な専門誌に受理されました。(*論文の内容はこちらからご覧いただけます。)

 

 

実験の結果から、説明された定理。

 

それを数学的に裏付ける、

のが数理物理のひとつの仕事。

 

 

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