どうも、白滝です。
まずは、結論から言うと、
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【結論】
系=注目グループと考えればいい。
注目物体の複数形。
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ってことなんですね。
「まとまり」のこと。
いくつかの物体を一括りにして考える時に使う言葉が、
系
なんです。
ここから、
詳しめの説明です。
「この系ではエネルギーが保存されているから、、」
「この系にされた仕事は、、」
「この系に外力は働いてないから、運動量保存則を使って、、」
物理の解説を読んでいると、
系
って言葉が
よく出てきます。
エネルギーとか、運動量とか。
その辺りを学び出して、、
初めて見たという方も
多いんじゃないでしょうか?
系。
けい。
けい?
よくわかんない言葉ですよねー。
意味がわからん。
なのに、
問題の解説とか読むと、
「この系ではエネルギーが保存されているから、、」
「この系にされた仕事は、、」
「この系に外力は働いてないから、運動量保存則を使って、、」
とか、多用されている。
どうでしょう?
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何の説明もなしに出てきた言葉
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じゃないですか?
先生も教えてくれない。
問題も、
解説してくれない。
うーん。
困ったなあ。
というのが、
学生時代の私。
系ってよくわかんないまま、
入試を迎えたわけです。
まあ、
受かったけど。
とくに系を知らなくても、
解ける問題だったけど。
わかんない言葉があるのって、不安ですよね?
じゃあ、
系ってなに?
どんなもんなの?
というと。
こちらは、Wikipediaさん。
系(けい)
・システム – 相互に影響を及ぼしあう要素から構成される、まとまりや仕組みの全体。
・系 (自然科学) – 物理学や化学において、観測や解析を単純化するため、周囲の環境とは切り離して考えた部分空間のこと。
(Wikipediaより引用)
うん?
システム。
まとまり。
仕組み。
周囲の環境とは
切り離して考えた部分空間。
らしいですね。
ふむ。
ふむふむ。
では、私からは
別の切り口で。
系って
日本語が悪いので、
英語に変えてみましょうか。
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【系の英語訳】
system, group, lineage
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system,
group,
lineage・・・
意味としては、
system:システム、仕組み。
group:グループ、まとまり。
lineage:家系とか。子孫の繋がり的な意味。
物理としては、
system:システム、仕組み。
group:グループ、まとまり。
この2つでしょう。
そして、
太陽系とか、銀河系とか。
そういうシステム、仕組みとも取れるし、グループとも見れる。
だから、
ちょいと省いて、
抜き出して、
簡単に言えば、
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系とは「まとまり、グループ」を指す
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ってことで
いいのではないでしょうか?
グループ。
最初に上げた
結論に繋がってきますね。
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【結論】
系=注目グループと考えればいい。
注目物体の複数形。
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これで覚えとけば、問題ない。
慣性系とか、
非慣性系とか、
それらは「そういう仕組み」という意味で使われてますけど。
(慣性系は加速してない人から見た視点、非慣性系は加速してる人から見た視点ですね)
運動方程式を立てたり、
エネルギーだったり、
運動量だったりで出てくる「系」は、
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「まとまり、グループ」を指す
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で大丈夫じゃないかと。
まとまり、グループ。
たとえばね。
運動方程式は1つの物体に注目して、
・力の作図
・運動方程式の立式
をしますが、
それを「注目物体」と呼んだりする。
注目する物体のことです。
そんでね、
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その「注目物体」のグループバージョンが「系」ってわけ。
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注目物体の複数形。
1つじゃなくて、
複数の物体を一度に注目する。
それが、系。
系という捉え方。
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【結論】
系=注目グループと考えればいい。
注目物体の複数形。
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注目物体→1つの物体
系→2つ以上の物体
に注目するだけ。
つまり、
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系=注目グループ
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だと
考えればいいですね。
グループで注目する。
いっぺんに複数の物体を
まとめて考える。
それが、
系という考え方です。
そもそも、注目物体ってなんですか?
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