今回の電場Eを作っているのは、+Qの極板と-Qの極板だよね?
+Qの極板が電場 1/2Eで電荷粒子を押し返し、
-Qの極板が電場 1/2Eで電荷粒子を引き寄せている。
だから、合わせて「電場E」。
それでね、一番大事なのが
極板間の電場Eってね、「極板間の電荷粒子が感じる電場」なのさ。
それを作っている極板では、別の話。
場というのは、場を作る側には作用しないのだ。
わかる?
重力場gを作っている地球って、自分の作る重力場を受けないよね?
電荷Qをもつ粒子って、自分の作る電場Eでどこかに飛んでいったりする?
ひゅるひゅるヒュルルーンって。
いいや、違う。
地球は重力場gの影響を受けない。
電荷Qを持つ粒子は、自分の作る電場Eの影響を受けない。
場というのは、場の作り手には作用しないのだ。
おわかりかい?
場の話。
これが、場の大切な考え方。
だから、電場 1/2Eを作っている極板も、自分の作った電場の影響を受けないんだよ。
極板から見て、電場を作っているのはもう一枚の極板だけ。
だから、極板1枚が感じる電場は1/2Eなんだ。
そこに、極板自身の持っている電荷量Qを掛けて、
極板が受ける力は1/2QE。
極板間にはたらく引力は「1/2」QEなんだ。