めっちゃおもしろい
https://t.co/wMlVdBD7eS— 田村吉康 TAMURA Yoshiyasu (@FUDEGAMI) October 7, 2021
だいたいiPhoneみたいなものは僕にとって、妄想を喚起するアイテムではあるけれど、自分がそれを使う気は毛頭ない。インターネットもそうです。ほとんど検索したことがありません。
――じゃあ何から妄想して、作品を作るんですか。
他人を風景として眺めて妄想するんです。僕は現実的なものには、興味があまりないんですよ。
SFが好きなのも一緒で、妄想できるものだから。日常的なドラマを作りたいと思ったこともない。結局、日常から何かしら飛躍していないと、僕にとしてはものをつくる動機が生まれない。
SFが僕をこうさせたのか、もともとこういう人間だからSFが好きなのかは分からない。とにかく、僕は人間にあまり興味がないんですよ。自分の人生も含めて、どこか他人事なんです。上の空で生きているってよく言われます。人類の運命とか存亡とか、そういうことには興味津々。でも人間の心的葛藤には全然興味がわかない。
SFにも文芸寄りのSFっていっぱいありますが、僕には「そんなSFだったら文芸作品を読めばいいじゃん」としか思えない。男女の関係だとか肉親の確執だとかって話は、聖書から延々と続く世界ですよ。やればやるほど分からなくなるに決まっている。
(DIAMOND online『「攻殻機動隊」の押井守が語る「日本人は進んで未来を捨ててきた」
』より引用)
人と違う結果が欲しいならば、「人と違うこと」をしなければいけない。
受験単体でも。
人生全体でも。