物理から数学の問題を取り出せることがある
数学の未解決問題を物理的な発想から解決されることがある数理物理の人は互いの言葉を翻訳してくれるからとても重要
— なお (@nao_hepth) June 27, 2025
物理と数学。
実験的に証明ができなくても、
数学的に証明できるものがある。
または、
実験的に証明されたものを、
数学的に裏付けを取るとか。
実験的に証明されたものから、
数学的に新しい法則を生み出せたりとか。
数学的に証明できたものを、
実験で確認したりとか。
数学と物理は相互的。
互いに、
協力して前に進んでいるんだよな。
北海道大学理学部数学科
宮尾先生のインタビュー
(https://www2.sci.hokudai.ac.jp/sai/6186)
2017年に発表した論文では、電子と格子振動及び量子電磁場の相互作用を考慮しても、長岡の定理は依然として成り立つことを証明しました。2018年の論文では、これらの相互作用の下で、リーブの定理も正しいことを証明しました。これらの定理を証明するのに、実験は行いません。数学的に厳密か否かという点のみに着目して、証明を試みます。そこに記載される式には宮尾准教授の情熱が込められ、まるで音楽の旋律を感じさせる、流れるような美しい記述となりました。そして、それら二つの論文を統一する、一般の相互作用の影響下における磁石の安定性に関する論文*を書き上げ、2019年6月21日に国際的な専門誌に受理されました。(*論文の内容はこちらからご覧いただけます。)
実験の結果から、説明された定理。
それを数学的に裏付ける、
のが数理物理のひとつの仕事。
#理学部
#物理よりの数学