理系とは。

 

議論とは、そういうこと。

 

理系の世界では、

相手がたとえ教授であっても、一度は論理矛盾がないか考える。

それが高名な先生が書いた学術本でも、

本当にその論理が合っているのか、一度は考えるのだ。

 

で、納得してから、取り入れる。

 

相手が年上でも。

 

名だたる大企業から出ている論文でも、

一度、自分でレビューする。

 

合っているか、確かめる。

 

で、間違っていたら指摘して、本当のところはどうか、お聞きする。

大学では、名だたる教授がウヨウヨしてますからね。w

 

その道の最先端。

 

その研究では、一番に詳しいお方。

 

大学に入れば、

彼らと議論する時間が必ずあります。

 

一番に詳しい。

 

一番に知識がある。

 

その分野では格上と言っても、

過言ではない。

 

でも、間違っていたら指摘するのが、理系の作法です。

 

それが、議論です。

 

その際に、

丁寧に、棘のないように言葉を選べれば大丈夫ですから。

 

ちゃんと指摘する。

 

指摘が間違っていたら、謝る。

 

指摘する時は、ちゃんと言葉を選ぶ。

 

さすれば、

その指摘が間違っていても、笑って受け入れてくれます。

 

理系の世界では、

間違いの指摘=攻撃ではない。

 

一緒に、課題の解決に向けて、

前進するための一歩、だと思ってくれます。

(普通の教授なら)

 

ただし、

攻撃、と思われないような言葉を選ぶ。

 

相手を尊重している、と言外に伝わるように。

 

間違いを発見したからって、見下さないように。

 

ね?

 

ちゃんと議論できる、とはそういうこと。

 

研究を前に進められる、そんな「理系」は、

この議論が得意なのですぜ。